日立製作所は2012年1月19日、IP-PBX「NETTOWER CX-01」を発表した。2月1日から販売を開始する。
CX-01は、レガシー構成とフルIP構成の両方に対応可能なハイブリッド型のIP-PBX。最大収容内線数が1024の「タイプS」と、最大1万6384の「タイプL」の2つのモデルを用意する。価格はタイプSが152万2500円~、タイプLが210万円~。出荷開始は3月1日の予定となっている。
NETTOWER CX-01 |
CX-01の特徴はまずスマートフォンへの対応だ。2012年度上期にオプションとして提供予定のAndroid対応内線アプリを使って内線通話が行える。社内では無線LAN、社外では3Gパケット通信により、保留や転送などの機能を利用できるという。
スマートフォンでの内線利用イメージ |
また、携帯キャリアが提供するFMCサービスを便利に活用するための「FMC用電話帳アプリケーション」もオプション提供する。同電話帳をAndroidスマートフォンにインストールすると、全社員の電話帳閲覧や在席確認、クリック・トゥ・コールなどが可能に。加えて、スマートフォンに電話帳データを登録する必要がないため、セキュリティ対策としても有効だという。
ビジュアルコミュニケーションに対応したタッチパネル搭載の端末「IPメディアホンT01」を用意したのもポイントだ。内線通話やテレビ電話、さらにはインターネットアクセスも行える。また、液晶部分は取り外し可能となっており、搭載する無線LAN機能により、持ち運んで利用することもできる。
IPメディアホンT01の外観 |
このほか、業務アプリケーション連携の開発を容易になる「APIサーバ」もオプション提供。従来製品と比べて約25%の省スペース化、同約40%の省電力化も実現している。