NTTテレコン、水道メーター直結型のLPWA端末を販売開始

NTTテレコンは2023年10月2日、水道メーター直結型の新たなLPWA端末「グッとびくん・W」を販売開始すると発表した。

 

設置イメージ

水道業界では、自治体の運用業務の1つとして、いまだに検針員が各家庭の水道メーターを回り、ハンディターミナル等で検針を行っており、検針員の後継者不足、高齢化に伴う慢性的な人手不足等により業務効率化が喫緊の課題となっている。

NTTテレコンは、10年以上前から自動検針・集中監視「テレコンスマートサービス」で水道遠隔検針を提供し、自動検針による稼働削減を実現してきた。

従来型の端末は、防水保護等級 IPX4(防沫形、水の飛沫に対して保護されている)相当であり、基本的に地面の下に設置されている水道ボックス内の水道メーターに接続して提供することが防水性の観点から難しい状況があった。しかし、特に豪雪地帯では、水道ボックスそのものが雪の下に埋もれてしまい、検針員による検針が非常に困難になるケースが多く、水道ボックス内に収まり、かつそれに耐えうるだけの防水性にも優れた端末の必要性が叫ばれていたという。

このような背景を踏まえ、グッとびくん・Wと集中監視システムの検針データを活用することで、豪雪地域の水道における検針業務のDX を支援する。

難検針エリアイメージ

グッとびくん・Wは、水道メーターボックス内に設置し、水道メーターと直結させるタイプの端末だ。防水防塵性に優れており、IP67相当の防水防塵性を実現している。積雪時に検針が困難になる「難検針エリア」において、水道メーターボックスが雪の下に埋没した場合においても、高い検針率で、安定動作するという。

国内のNTTドコモのLTE通信がつながるエリアで利用することが可能だ。

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