JTOWERとNTTドコモは2023年9月26日、ドコモが保有する通信鉄塔のうち最大1552基を最大170億円でJTOWERへ譲渡し、ドコモがJTOWERから同鉄塔を借り受ける取引に関する新たな基本契約の締結を発表した。

対象鉄塔のイメージ

JTOWERは、通信事業者が保有する既存通信鉄塔の買い取りと、当該鉄塔への事業者誘致・シェアリング促進（カーブアウト）を重要な成長戦略の1つと位置付けている。今回の取引により、JTOWERはタワーシェアリング会社としての事業基盤がさらに拡大する。ドコモはインフラシェアリング推進による経済的な5Gネットワーク構築に取り組んでおり、本取引により、さらなる設備運用の効率化が可能となる。

両社は2022年3月にもドコモが保有する通信鉄塔のうち最大6002基をJTOWERへ譲渡する基本契約を締結、順調に譲渡を進めており、2023年6月末時点で約2400基の譲渡が完了した。その他の携帯電話事業者などへの利用誘致を開始している。

今後JTOWERとドコモは、今回の取引の対象となる既存通信鉄塔においても、条件が整った通信鉄塔から順次譲渡を実行する。