NECは2011年9月2日、ETSI(欧州電気通信標準化機構)と協力し、M2M分野の国際標準策定を目的とした会議を開催すると発表した。開催期間は9月12日から16日まででNEC玉川事業所で実施する。ETSIがM2Mに関する会議をアジアで開くのは今回が初めてだという。
NECによれば、現在様々なベンダーから提供されているM2Mのアプリケーションやセンサーなどは、それぞれ独自のインタフェースを採用しているため、相互接続性の確保が難しく、M2M普及に向けた課題になっているという。そこで同会議では、M2Mで利用されるアプリケーションやセンサーなどの標準インタフェース策定に向けた議論を行う。会議には、国内外の通信キャリアやICTベンダー約40社から、総勢100名弱が参加予定とのこと。
なお、NECはM2Mサービスの実現に必要な機能を提供するソリューション「CONNEXIVE」(コネクシブ)を8月29日に発表、その第一弾としてM2Mサービス用のシステム基盤をクラウドで提供する「CONNEXIVEクラウドサービス 基盤提供サービス」を9月1日から開始している(関連記事)。