ドコモグループ、社員のアイデアを事業化する新規事業創出プログラム

NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、NTTコムウェアからなるドコモグループは2023年6月26日、社員のアイデアを事業化する新規事業創出プログラム「docomo STARTUP」を7月1日より開始すると発表した。

docomo STARTUPは、「COLLEGE」「CHALLENGE」「GROWTH」の3つのプログラムで構成される。

3つのプログラムの概要

3つのプログラムの概要

COLLEGEは、新規事業創出に係るスキルやマインドを身に着けることを目的とする。

CHALLENGEは、自ら考えたアイデアを応募し、厳選された事業アイデアについては伴走支援によりブラッシュアップする事業アイデアコンテストを行い、一定の事業性が確認できた事業アイデアは「GROWTH」に進み、検証予算やメンタリングなどの各種支援を通じて事業の検証・成長を加速する。このフェーズでは、事業アイデアやチームの描くビジョンに共感、ポテンシャルを感じてもらえる社外パートナーと共創しながら、社会を変える事業を創り上げる。

また、GROWTHにおいて成長の可能性のある事業アイデアはドコモグループからのスピンオフ、スピンアウトによって会社を設立する。従来から設けていたドコモグループの子会社としてスピンオフする仕組みに加え、ドコモグループがマイナー出資者となり、スピンアウトする「STARTUPコース」を新たに導入する。

STARTUPコースでは、起案者の持分比率を高めつつ、社外からの出資や融資も含めて資本政策を検討するなど、オーナーシップを持って経営することで、これまで以上に柔軟な意思決定、機動的な事業推進ができる。スピンアウト後はスタートアップと同様の環境で事業の成長を図る。経営者としての経験を積み、ドコモグループにその経験が還流されることを期待しているという。

STARTUPコースの適用に際して、事業アイデアを検討するチームメンバーはドコモグループから出向もしくは辞職の選択を可能とする。辞職の場合においても、スピンアウト後に、仮に事業撤退が決定した場合には、ドコモグループへの復職を可能とし、チャレンジに伴うリスクを軽減する。また、事業アイデアによって外部資本を獲得した社員に対し、企業が実施している新規事業創出コンテストとしては最高水準の報奨金300万円を授与することで、新規事業創出への取り組み意欲を喚起し、チャレンジする文化を醸成したいという。

 

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