富士通、NVIDIA製GPUを採用した5G仮想化基地局ソリューションをグローバル展開

富士通は2023年2月20日、同社の無線基地局ソフトウェア(vCU、vDU)とNVIDIAのGPU技術を組み合わせた5G仮想化基地局ソリューションを3月よりグローバルに提供開始すると発表した。

仮想化基地局ソリューションのイメージ

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同ソリューションの開発は、NTTドコモが推進する「5GオープンRANエコシステム」(以下、OREC)の枠組みのもとで行われ、ドコモは性能検証および評価に協力している。

同ソリューションは、昨年3月より富士通が提供している仮想化基地局に、NVIDIA製のGPU処理エンジン「NVIDIA A100X」(以下、「A100X」)と、基地局処理を実行するアクセラレーション「NVIDIA Aerial SDK」(以下、「Aerial SDK」)や包括的なAIフレームワークを組み合わせたことで、通信事業者からエンタープライズまで幅広いユースケースに展開することが可能だ。

「A100X」のハードウェアリソースを仮想化することで、演算リソースを分散させて処理させることができる。これにより無線基地局の通信処理とAIなどを用いたコンピューティング処理を同一GPU上で並行して行えるため、従来より簡便なオールインワンの機器構成で多様なアプリケーションを5Gネットワークと連携させて運用することが可能。製造現場におけるAGV(無人搬送車)の制御、ARやVR技術を活用した映像配信など、5Gの超高速、大容量、低遅延通信の特徴を活かした新たなサービス提供にも貢献する。

また、「A100X」の演算性能を活用し、基地局の処理能力を向上させ多くのユーザーに高品質な通信環境を提供することができる。Massive MIMOをはじめとする将来的なアンテナ技術の向上に伴う高負荷なデータ処理にも、ソフトウェアのアップグレードのみで容易に対応することが可能だ。

富士通では、同ソリューションの提供を通じてドコモなどの通信事業者と協力し、オープンな5Gネットワークのグローバル展開に貢献したいという。

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