IDCが2010年国内ルーター/スイッチ市場の実績値を発表 ~ シェア2位にはジュニパーとアライドテレシス

IDC Japanは2011年3月30日、国内ルーター/イーサネットスイッチ市場の実績値を発表した。

国内ルーター市場の2010年第4四半期の市場規模は前年同期比9.1%増の259億1000円で、2010年通年では1108億円となった。また、国内イーサネットスイッチ市場については、2010年第4四半期がどう16.8%増の434億9900万円、2010年通年では1664億円だった。両市場とも第4四半期は前年同期と比べて大きく伸びたほか、通年でも2009年の大幅マイナスからプラス成長に転じている。

IDC Japanは好調の要因として、NTTのNGNサービス向け需要が持続していることに加え、移動体通信事業者のLTEサービス用設備投資が堅調であることを挙げている。また、企業向け市場においても、大規模なネットワーク更改に伴う需要は依然軟調なものの、中小規模のネットワーク構築や更改によるルーター/イーサネットスイッチ需要が市場を押し上げているという。

国内ルーター/イーサネットスイッチ市場 エンドユーザー売上額実績、2008年Q1~2010年Q4
国内ルーター/イーサネットスイッチ市場 エンドユーザー売上額実績、2008年Q1~2010年Q4

2010年第4四半期のルーター市場のベンダーシェアは、通信事業者向けで高い売上を有するシスコシステムズ、ジュニパーネットワークス、アラクサラネットワークスが上位3社を占め、その後にSOHO向けルーターに強いヤマハが続いた。

イーサネットスイッチ市場でもシスコシステムズは40%以上という高いシェアで首位を獲得。以下、アライドテレシス、富士通、日立電線、アラクサラネットワークスの順番だった。

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