Arubaが化学メーカーの太陽ファルマテックに無線LAN環境、クラウドで統合管理

HPE傘下のAruba, a Hewlett Packard Enterprise company(以下、Aruba)は2022年11月2日、化学メーカーの太陽ホールディングスおよび同社研究開発拠点の嵐山事業所ならびに同グループ医薬品製造会社の太陽ファルマテックに無線LANソリューションを導入したと発表した。

太陽ホールディングス

太陽ファルマテック

太陽ファルマテックは、第一三共プロファーマより事業譲渡された高槻工場を母体に2019年に設立された。事業譲渡に伴い、無線LANを含むインフラやアプリケーションの全面的刷新が必要になったという。各拠点やグループ会社の無線LANを統合管理可能なArubaを採用したという。

まずは2020年に本社無線LANをArubaで刷新し、快適な業務環境を実現したことから、拠点、グループ企業への導入を拡大したとしている。

生産現場でも使用する関係上、通信が切れることは許されないため、施設内のAP設置にあたっては接続性が入念に検証された。また、クリーンルーム内で利用されるAPのほこり対策にカバーを別途作成して装着したり、部材管理等に使用されるラベルプリンタなど無線接続されるデバイスの動作確認なども実施され 2022年1月から全面稼働している。

そのほか、オフィス、工場内のクライアントを最適なAPに自動的に接続するArubaの特許技術「Client Match」や、クラウドで統合管理を実現するためのAruba Central、そしてトラブルシューティングなどを自動化するAIOps機能等の導入により、移動中も通信が途切れない環境を実現するとともに、横断的なクラウド統合管理で運用効率化と迅速な障害対応を実現したとしている。

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