Microsoft VivaでTeamsはどう変わる?

Microsoft Teamsの機能を拡充する新モジュールとして2021年に提供が始まった「Microsoft Viva」。その目的は、コロナ禍で希薄化が懸念される従業員同士のつながりや成長を支援することだ。2022年に入り、マイクロソフトは次々に新たなVivaモジュールを追加している。

企業の目的と「自分の役割・成果」をリンク

すでに提供が始まっているVivaゴール(Microsoft Viva Goals)の目的は、企業とチーム、従業員の足並みを揃えることだ。

企業が掲げる定性的な目標と、従業員個人およびチームの目標、定量的に測定可能な成果を連携させ、主要な成果を達成するための管理を行うという目標管理手法「OKR(Objectives and Key Results)」の考え方に基づいて開発したモジュールであると、モダンワークビジネス本部 プロダクトマーケティングマネージャーの加藤友哉氏は説明した。

Vivaゴールの目的と機能

Vivaゴールの目的と機能

手順としては、企業全体の目標に対して、チーム・個人が達成すべき成果(Key Results)を設定。達成期限や、それによって得られる効果、進捗状況をTeams画面上に表示する。これにより、「日常業務の中に目的を組み込む。進捗状況を社内全体で容易に把握できるようになる」(加藤氏)。

Teamsのチャットや音声通話等で進捗確認や情報共有がスムーズに行えるのも利点だ。「既存の業務ツールと連携できる。OKRがサイロ化しない」ことも、他のOKRツールと異なるVivaゴールの特徴だと加藤氏は話した。

まるで社内Facebook「Vivaエンゲージ」

Vivaエンゲージ(Microsoft Viva Engage)は、従業員が組織の一員であることを実感し、同僚や上司、経営陣との双方向コミュニケーションを活発化させるためのツールだ。現時点で最新のVivaモジュールである(マイクロソフト発表資料)。

Vivaエンゲージのコミュニティ機能

Vivaエンゲージのコミュニティ機能

いわゆる社内SNSとして利用するもので、上画像のように見た目はFacebookに似ている。興味・関心が似通った従業員が集まって情報やアイデアを共有する「コミュニティ」機能がすでにリリースされている。

今後、短い動画や写真を投稿できる「フィード投稿」や、フォローしている人の投稿を一覧できる「ストーリーライン」の公開が予定されている。

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