IIJがエッジコンピューティングを体感できるショーケースを白井ワイヤレスキャンパスに開設

IIJは2022年2月2日、モバイル、クラウド、マイクロデータセンター(MDC)などIIJの各種サービスを組み合わせたエッジコンピューティング環境を体感できるショーケースを新設し、3月15日から同社の白井ワイヤレスキャンパスで公開すると発表した。

近年、データが増大するなかでエッジコンピューティングは、低遅延やリアルタイム性、大量のデータ送受信、セキュリティリスクの低減などが求められるシステムでの利用が期待されている。しかし、ユーザーがエッジコンピューティングのメリットであるクラウドとの連携・実際のユースケースに直接触れて体験できる環境は少なく、検討が進まないのが現状だという。

そこで、IIJは同社の各サービスとと組み合わせたエッジコンピューティングのデモ環境を構築し、その特徴や有効性を体感できるショーケースを開設する。大きく3つのユースケースを体感できるようにする予定で、順次拡張していくとしている。

1つはエッジとクラウドでの映像解析比較 。防犯のユースケースとしてデータセンター(DC)の来訪者を検知するデモを紹介する。した映像データを、DC内に設置したエッジ機器とクラウド上のIIJ IoTプラットフォームのそれぞれで解析を行い、解析結果を比較可能だとしている。

エッジとクラウドでの映像解析比較のイメージ
エッジとクラウドでの映像解析比較のイメージ

2つめは AGVでの無人搬送だ。ローカル5GとWi-Fiなど他の無線サービスとを比較しながら、エッジコンピューティングでAGVの走行制御を行い、クラウド上でデータの可視化および一元管理を行う分散処理のデモを確認できる。

3つめはMDCの自動オペレーションで、白井データセンターキャンパスを遠隔地と見立て、同施設内に設置しているMDCでラック内のLEDランプや温度などを監視し、異常検知後にMDC内で自動オペレーションを実施するデモを確認できる。

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