村田製作所、生産拠点に野村総研とNRIセキュアの工場向けネットワーク監視を導入

野村総合研究所(NRI)とNRIセキュアテクノロジーズは20201年4月6日、村田製作所の生産拠点を対象に、工場向けネットワーク監視ソリューション「SCADAfence Platform」をグローバル展開することについて契約を締結し、村田製作所が利用を開始したことを発表した。

SCADAfence Platformは工場のセキュリティ対策を目的としてイスラエルのサイバーセキュリティ企業SCADAfenceが開発したもので、工場の制御システムや生産設備等の通信データをリアルタイムで取得し、通信プロトコルの内容を独自の解析技術で可視化・分析する。サイバー攻撃などによる生産設備の不審な動きや、予期しない構成変更・誤動作などを検知し、工場におけるネットワークの監視機能を強化することが可能という。

NRIおよびNRIセキュアは、本製品について村田製作所の生産拠点での有効性を評価するためのPoV(Proof of Value、価値実証)やコンサルテーションを行い、利用開始に向けて村田製作所とともに検討を進めてきた。今後も、村田製作所の生産拠点におけるセキュリティ対策レベルのさらなる向上と、同社の安全・安心な生産活動を継続して支援していくとしている。

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