ソフトバンクは2020年11月26日、海外でのIoT活用を推進する企業向けに、世界100以上の国・地域（※1）で料金が一律となる「IoTグローバルプラン」の提供を開始した。

料金は基本料が月額100円／回線、通信料5.5円／MB（免税）。別途初期費用として1回線当たり3000円が発生する。ユニバーサルサービス料は不要。対応する通信規格はCat. M1およびLTE。

「IoTグローバルプラン」の活用イメージ

基本サービスとして、日英対応のウェブ問い合わせ窓口（24時間365日）の提供や、IoT関連のパートナー企業の紹介などのサポートサービスを用意している。

また、有償のオプションサービスとして、ユーザー専用の電話窓口の設置や、現地でのオンサイトサポートなど、海外でも安心して「IoTグローバルプラン」を利用できるための様々なサポートサービスを備える。

さらに、IoTグローバルプランの専用設備を世界5カ所（日本、アメリカ、シンガポール、香港、オランダ）に設置し、一部の国・地域を対象に、専用設備を活用したローカルブレイクアウト機能を2021年3月から順次提供する予定だ。

国際ローミング時の通信経路のイメージ

日本の通信事業者が提供する国際ローミングでは、日本の設備を経由するのが一般的だが、ソフトバンクのIoTグローバルプランでは、日本の設備に加えて海外に設置された最寄りの設備を経由して通信を行える。これにより、通信経路の最適化を実現するという。

※1　2020年11月時点。対象国・地域はこちら。