ソフトバンクとauが音声/4G利用率で世界1位!「日本のモバイルは優秀」だが物足りなさも、OpenSignalが最新格付け

モバイルネットワークの体感品質を分析する英OpenSignalが2020年10月16日、最新の調査報告を発表した。日本のキャリアは、ソフトバンクが「音声品質」、auが「4G利用率」で世界1位を獲得するなど健闘する一方、ダウンロード/アップロード速度では他国の後塵を拝する結果に。

OpenSignalは、世界中の1億台を超えるデバイスから毎日収集する数十億の測定値を使用し、全世界のモバイルネットワークエクスペリエンスを分析している。その調査・分析報告は、通信事業者(キャリア)をはじめ、金融業界やメディア、各国の通信監督官庁などでも指標として活用されている。

その同社が今回、2020年版の調査報告書を発表。日本のキャリア4社に関するレポートを基に、分析担当バイス・プレジデントのイアン・フォッグ氏が日本のモバイルネットワークのユーザー体感について解説した。

まず、日本国内の4キャリアの成績から見てみよう。


ダウンロード/アップロード速度の判定結果(クリックして拡大)

ダウンロード速度については、NTTドコモが1位(52.3Mbps)を獲得し、au(48.8Mbps)とソフトバンク(42.7Mbps)が僅差で続く。楽天は21.6Mbpsと、3社から大きく離された。

一方、アップロード速度は楽天が首位(11.8Mbps)。他3社は9Mbps前後で大きな差はなかった。

実際にビデオストリーミングを行ったうえでその体感品質を判定した「Video Expeience」については、ソフトバンク(79.1ポイント)が1位となった。ただし、ドコモ、auも75ポイント以上と大きな差はなく、楽天も64.9ポイントと健闘している。


ビデオ視聴のユーザー体感(クリックして拡大)

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