「サイバー攻撃の91%はメールから」AIが文脈から悪意を判断仏Vade SecureがMicrosoft 365向けメールセキュリティ

フランスのメールセキュリティベンダーが日本でも本格的にビジネスを開始する。多くのサイバー攻撃者が利用しているMicrosoft 365に焦点をあて、AIによる防御ソリューションを提供する。

仏Vade Secure(ヴェイド・セキュア)は2020年7月16日、オンライン説明会を開き、Microsoft 365 利用者向けのAIメールセキュリティソリューション「Vade Secure for Microsoft 365」を提供すると発表した。また、現在はIIJなどとパートナーシップを結んでいるが、新たにアイ・アイ・エム、シネックスジャパン、高千穂交易の3社と販売代理店契約を締結したと発表した。

Vade Secureはフランスに本社を置き、日本、アメリカ、カナダなど7拠点に現地法人を展開しているベンダー。従来からコンシューマーおよび法人向けにフィッシング、スピアフィッシング、マルウェア、ランサムウェアなどの脅威に対抗するメールフィルタリング製品を販売している。

Vade SecureでCEOを務めるGeorges Lotigier(ジョルジュ・ロティジェル)氏は「未だにビジネスにおけるサイバー犯罪の91%以上はEメールから始まっている。今やMicrosoft 365 はサイバー犯罪の標的として一番のプラットフォームだ」と強調した。

Vade SecureでCEOを務めるGeorges Lotigier(ジョルジュ・ロティジェル)氏

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