DNP、通信セキュリティを向上させる「DNPセキュア通信サービス」を提供開始

大日本印刷(以下DNP)は2020年7月1日より、「DNPセキュア通信サービス」の提供を開始する。

クラウド上に設置したマネジメントサーバーとクライアントアプリで構成され、専用アプリをインストールするだけでテレワーク環境が構築できるソフトウェアVPNサービスだ。

「DNPセキュア通信サービス」の概要

クライアントアプリをインストールした端末同士は、IDとパスワードによる認証に加えて、独自の電子証明書を活用した認証を行うことで、インターネットからの不正アクセスを防御する。

また、クライアントアプリをインストールするだけで、端末同士はルーター越え(厳格な認証の下で、マネジメントサーバーが端末間で行われるIPアドレスなどの通信確立に必要な情報交換を仲介し、インターネット側からでも内部ネットワークに安全に接続できる)機能により直接通信を行う。このため、既存のネットワーク機器の設定変更が不要。利用者登録やアクセス先の設定等の管理機能もDNPが運営するクラウド上から提供するので、最短で5日程度で環境を構築できる。

クライアントアプリは、Windows、Android、iOS、Linuxの各種OSに対応。テレワーク用の専用端末を新たに調達せずとも、個人所有の端末の利活用が可能となり、低コストでテレワーク環境の構築や拡張が可能だという。

料金は、初期費用が30万円~、利用費は1アカウント当たり月額1000円。DNPでは、オフィス内勤者のほか、得意先の機器の遠隔保守や点検業務を行う外勤者、工場勤務者などのテレワークでの利用を想定している。

なお、2020年7月31日までに申し込みを行った30社に対し、1カ月間限定で無償トライアル環境を提供する。

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