ナカヨ、自社工場のノウハウを集約したIoTシステム――段取り作業時間などを30%削減

ナカヨは2017年10月23日、IoTソリューション「製造/設備データ 無線収集システム」を発表した。

無線通信モジュール/ゲートウェイとセンサー、タブレット端末などを活用し、製造ラインの稼働状況や生産計画に対する進捗状況、設備の予防保全等の一括管理を可能にするという。

このシステムは、自社工場のノウハウを集約して実現したもの。同社は、プラスチック成形、組立セル、板金・装置組立、マウンター、金型などの製造設備を自社で保有し、製品開発から組立・出荷までを完結できる垂直立上げ・一貫生産の体制を整備している。

そのナカヨで恒久的な課題となっていたのが、多品種少量生産において品種や工程内容が変わる際に生じる段取り作業などに伴う生産停止。そこでIoTを活用した改善に着手し、段取り作業や一時的なトラブルによる設備停止時間の30%削減という成果を得たことから、今回、商用サービスとして提供開始することにしたという。

同システムは、生産設備のメーカー・機種を問わず、各種センサーを後付することで簡易にデータ取得が可能とのこと。各種センサーから得たデータをもとに、生産ラインの稼働状況、停止理由や不良理由などを見える化できるという。また、生産性計画に対する予定・実績も管理可能だ。

ナカヨでは今後、スマートファクトリー向けのシステム、アプリケーションを随時拡充していく予定にしている。

「製造/設備データ 無線収集システム」のシステム構成例
「製造/設備データ 無線収集システム」のシステム構成例

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