MMD研究所は2012年3月29日、モバイルデータ通信サービスの実測調査結果を発表した。同調査は、NTTドコモのLTEサービス「Xi」、ソフトバンクモバイルのAXGP「ULTRA WiFi 4G」、UQコミュニケーションズのWIMAXサービス「UQ WiMAX」、イー・アクセスのLTEサービス「EMOBILE LTE」を対象に、3月16日~23日にかけて実施されたもの。
これによると、全国的に速度が速かったのはUQ WiMAX。JR新大阪駅では26.5Mbps、JR横浜駅では24.8Mbpsを記録した。ソフトバンクのULTRA WiFi 4Gも、地下鉄栄駅前で22.3Mbps、西梅田で19.8Mbpsなど、非常に高い実効速度を記録したが、都市部の建物が林立する場所や半地下のような場所では、3G通信に切り替わったり圏外になるなど速度が不安定になることがあったという。一方、UQ WiMAXは全国的に速度が安定していたとのことだ。
他方、LTEを採用するドコモのXiとイー・アクセスのEMOBILE LTEは、先の2サービスと比べて速度的にやや物足りない結果に終わっている。
全国主要都市での実効速度比較一覧(クリックで拡大) |