JTOWERとNTT東日本は2022年3月15日、NTT東日本が保有する通信鉄塔136基（予定）をJTOWERへ売却することに関する基本契約の締結に合意したと発表した。

5Gネットワークの早期整備、設備投資の効率化が目的。各鉄塔ごとの既存利用事業者の契約を、NTT東日本からJTOWERに2022年度第1四半期より順次移行し、資産引き渡しを行っていく予定だ。

鉄塔売買スキームのイメージ

JTOWERは、屋内における通信インフラシェアリングや屋外における新設タワーのシェアリングに加え、2021年7月にNTT西日本が保有する71基の鉄塔カーブアウトに関する基本契約を締結。通信事業者が保有する既存通信鉄塔のカーブアウトを重要な成長戦略の1つと位置付けている。

NTT東日本は、JTOWERならびに通信事業者に対して、5Gなどのネットワークに必要な光回線や通信機器の設置に必要な局舎スペースなどのアセットの提供と、通信機器の工事・保守などのオペレーション支援により、5Gネットワークの早期整備や設備投資の効率化に貢献していくとしている。