マンションインターネットに「高速道路」オプション、アルテリアがSD-WANで実現

アルテリア・ネットワークスとつなぐネットコミュニケーションズのアルテリアグループは2021年8月23日、つなぐネットが提供するマンション一括インターネットサービスのオプションとして、SD-WANを活用した日本初の通信サービス「Connectix(コネクティクス)」を提供すると発表した。同日より提供を始めている。

Connectixは、SD-WANを活用して開発したサービスであり、利用者毎のニーズに合わせた優先通信を実現するもの。発表によれば、仮想ネットワーク上の利用者の回線を道路に例えると、マンション一括インターネットで提供する通信環境は一般道路となるが、Connectixのオプションを申し込んだ利用者は“高速道路”が利用できるため、重要もしくは大きなデータのやりとりにおいて、より快適かつ安定した通信環境で行うことが可能になるとしている。

Connectixの仕組み
Connectixの仕組み

Connectix導入マンションにおいてオプションサービスを選択することにより、利用者(住戸)ごとに優先ルートによる接続を可能にする。マンション内の全住戸で共有して接続する「一般共有ルート」よりも、 快適で安定した通信環境が利用できる。

利用にあたっては、必要な時にオンラインから申し込むだけで、工事なしで即時に利用が可能となる。必要な期間のみ利用することも可能だ。

つなぐネットは現在、約80万戸にマンション一括インターネットサービスを提供しており、2021年度中には15万戸にConnectixのサービスを可能にする予定という。

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