中国・貴陽空港などで新型コロナ対策の5Gパトロールロボット、アドバンテックのエッジを使用

アドバンテックは2020年3月30日、中国のIoTサービス企業Guangzhou Gosuncn Robot社が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生に伴い、5Gパトロールロボットを改良したと発表した。空港など公共の場所で、職員が体温を手動で測定すると感染のリスクなどがあるため、マスク着用の有無や体温のモニタリングをロボットで行う。

中国・貴陽空港で、5Gパトロールロボットにより乗客の温度チェックを実施している様子

この5Gパトロールロボットは、高解像度カメラ5台と赤外線温度計を装備し、半径5mの範囲で10人の体温を同時に計測可能だという。取得した全ての情報データは、集中制御センターに送信されるため、リアルタイムで管理者が意思決定できる。

5G環境の中でセンシングや対話、自律モーション・コントロールを実行するために、アドバンテックの高性能産業用エッジコンピューター(MIC-770)を搭載しているとのこと。すでに広州、上海、西安、貴陽の各都市の空港やショッピングモールなどで導入が進んでいるという。

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