電子情報産業の2019年、2020年の世界生産額電子情報技術産業協会(JEITA)は2019年12月18日、電子情報産業の世界生産見通しを発表した。
電子情報産業の2019年の世界生産額は、前年比1%増となる2兆9219億ドルになる見込み。
データ利活用の高度化・自動化が進んだことでソリューションサービスが好調となったが、世界経済の先行き不透明感の拡大に伴う投資抑制などにより、電子部品や半導体が対前年を下回ると見ており、世界生産額は微増にとどまると予測した。
一方、2020年は引き続き先行きに懸念はあるものの、世界各国での5Gの進展やIT投資の拡大が期待できることから、3兆807億ドルとなり、過去最高を更新する見通しだ。
電子情報産業の2019年の世界生産額
5G/ローカル5Gの世界需要見通し
さらに、「注目分野に関する動向調査」として、5G/ローカル5Gの世界需要見通しについても発表した。
5G市場の世界需要額は年平均63.7%増で成長し、2030年には168.3兆円となり、2018年と比べて約300倍に拡大する見込みだ。
5G市場の世界需要額見通し