LoRaで海難事故による落水者を迅速発見、ドコモらが実証実験

BUSINESS NETWORK編集部

2018.10.22

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NTTドコモ九州支社、ルコントブルー、ファイトペトラムの3社は2018年10月22日、省電力・広域カバレッジが特徴のIoT向け無線技術「LoRa」を活用したマリンセーフティの実証実験を10月23日に行うと発表した。

実証するのは、迅速に落水者を捜索するためのシステム。ライフジャケットにLoRaの通信機とGPS受信機を取り付け、海難事故の発生時、落水者の正確な位置情報を素早く把握する。

6月に実施した電波試験で約10km先まで通信可能なことを確認しており、すでに沿岸のみならず遠洋での海難事故にも十分活用できることを検証している。

今回の実証実験では、関係者がライフジャケットを着用して実際の使用感を確認するとともに、衛星電話を活用することで、携帯電波の届かない陸から離れた遠洋等でも利用できることを確認するという。

3社は今回の実証実験を踏まえて、同システムを日本のマリンレジャーの中心でもある沖縄県から全国に展開していくことを目指すとしている。

実証実験のイメージ

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発表資料（NTTドコモ）

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