NTTコミュニケーションズは2010年4月30日から、クラウド型仮想ホスティングサービス「Bizホスティング ベーシック」の提供を開始すると発表した。通信事業者ならではの高品質を、安価に提供していることが特徴だという。
同サービスは、サーバーリソースをネットワーク経由で提供するクラウドサービスだ。1仮想サーバー当たり、CPU1~8ユニット、メモリ1G~16GB、ディスク容量100G~1000GBまでの構築が可能。CPUは1ユニット、メモリは1GB、ディスク容量は100GBごとに変更できる。CPUユニットは、QEMU Virtual CPU(2GHz)相当。
NTTコムが全国に持つインフラ設備の有効活用と仮想化技術により低価格を実現したとしており、仮想サーバー価格は月額7350円(税込)~。別途、インターネットファイアウォール(525円)とグローバルIPアドレス(525円~)の契約が必要なため、実際の最低価格は8400円~となる。また、ユーザー側のネットワークと同サービスを結ぶセンター回線はNTTコムが提供するため、センター回線のコストは不要である。
このほか、インターネットからだけでなく、NTTコムのVPNからのアクセスも可能。提供形態は、NTTコム側でゲストOSの準備からインストールを行う「OS提供モデル」と、ユーザー側でこれらを行う「VM提供モデル」の2タイプを用意する。納期は新規サーバー構築が申込から7営業日~、スペック変更が7営業日。最低利用期間は設定されていない。