NECは2017年3月17日、インターネット接続環境をサービス型で提供する「金融機関向けインターネットゲートウェイサービス」を発表した。
改訂金融検査マニュアル等の業界ガイドラインを基に、最新の脅威に対抗するための高度なセキュリティ要件を満たしたインターネット接続環境をNECのデータセンターに構築しており、金融機関は各種業界ガイドラインが求める多層防御や最新の脅威への対応を、短期間かつ低コストで実現できるという。
基本サービスに含まれるセキュリティ機能は、ファイアウォール、不正侵入検知・防御システム、振る舞い検知等。オプションサービスとして、インターネット接続専用の仮想デスクトップ環境なども用意する。また、NECのセキュリティ専門家が常時監視しており、万が一インシデントが発生した場合も、初動対応から復旧・再発防止策の策定までを迅速に支援するという。
価格は、初期費用が1500万円～、年間費用が2000万円～（基本サービスのみ、インターネット接続回線100Mbpsの場合）。1金融機関での単独利用だけではなく、複数金融機関での共同利用にも対応する。
「金融機関向けインターネットゲートウェイサービス」の概要
