A10ネットワークスは2015年12月18日、カシオ計算機が同社のADC「A10 Thunder ADC」を導入したと発表した。従業員6000人のクラウドアクセスの改善に活用しているという。
カシオ計算機はGoogle Apps for Workを利用しているが、そのアクセスに使っていたプロキシサーバーのトラフィック処理能力が不足。「プロキシサーバーの負荷がたびたび100%近くまで上昇し、チャットやWeb会議、その他アプリケーションがダウンしたという苦情が各国のオフィスから度々寄せられていた」(カシオ計算機 ユーザーサポートグループの川出浩司氏)という。
そこで従来、計6台のサーバーで提供していたプロキシーと負荷分散の機能を、2台のA10 Thunder ADCに集約。「100%であったプロキシサーバーの負荷は常に25%以内に収まるようになり、アプリケーションのパフォーマンスだけではなく従業員の生産性も向上」できたという。
カシオ計算機では、Google Apps for Work以外の様々なアプリケーションのゲートウェイ機能としての役割もA10 Thunder ADCに期待しているとのこと。