KDDI研究所は2015年5月26日、SDN/NFV時代に向けた運用自動化の実証に、世界で初めて成功したと発表した。
この実証は、日本HP、シスコシステムズ、ノキアソリューションズ&ネットワークス、テックマヒンドラリミテッド、NECと協力して行われたもの。
移動体機能として各種EPC(Evolved Packet Core)機能、固定系機能としてCPE(Customer Premises Equipment)、さらにファイアウォールなどの共通系の機能を、汎用サーバーなどで構成される仮想化基盤上でソフトウェア化し、横断的に管理制御するテストベッドを構築。このテストベッド上での異常に対して、統合管理制御システムが自動的かつ即座に障害復旧することに成功した。様々なキャリア設備を対象としたネットワーク仮想化による運用自動化の実証は、世界初とのこと。
KDDI研究所では今回の成果をTMForumやETSI NFV、OPNFVなどの標準化団体に提供し、ネットワーク仮想化による運用高度化の実現に貢献していくという。
SDN/NFV時代に向けた運用自動化実証の概要 |