NTTドコモは2015年3月10日、近距離無線技術である「Bluetooth Low Energy(BLE)」を活用し、携帯電話ネットワークを介さずに、スマートフォン同士で情報伝達できる技術を開発したと発表した。災害時など、携帯電話ネットワークが機能しなくなった場合などでの利用を想定している。
今回開発した技術は、BLEを利用し、音声やパケット通信などをスマートフォン同士で行うもの。iOS 7.1以上とAndroid 5.0以上のスマートフォンに対応する。
例えば、災害時に携帯電話ネットワークが使えない場合でも、近くのスマートフォンを経由し、災害用伝言板に自分の安否情報を登録することが可能になるという。ドコモでは、この技術のソフトウェア開発キットを公開するとともに、同技術を活用した新たな安否情報登録サービスの実用化に向けて検討を進める。
今回開発した技術を活用した災害時の安否情報登録サービスのイメージ |