アプリックスIPホールディングスは2013年12月19日、東京・渋谷の大型商業施設パルコで同社のBeaconモジュール「BM1」の導入が始まったと発表した。
渋谷パルコが導入するのは、iOS 7の新機能である「iBeacon」とAndroidの両方に対応したBeaconモジュール。Webサイトなどでクリップしておいた店舗やスポットの近くに来ると通知する頓知ドットのおでかけスクラップサービス「tab」に同社のBeaconモジュールが全面採用され、今回、渋谷パルコに導入されることになった。
Beaconは近距離無線を活用し、顧客の行動を把握したり、クーポンなどをプッシュ配信できる技術。tabでは、店舗への来店回数を自動カウントする「あしあと」機能を今年9月20日から提供しており、これにアプリックスのBM1を活用する。従来、頓知ドットは高額なBeacon発信機を用いてtabを提供・運用してきたが、アプリックスのBM1は1台300円程度のため、低価格でサービスを運営できるという。