AIエージェントは人の4.5倍の通信量 シスコと楽天シンフォニーが描くフィジカルAI時代のエッジ基盤

24時間稼働するAIエージェントは、1人の人間と比べて約4.5倍の通信量を発生させるという。シスコシステムズと楽天シンフォニーは、AI処理をクラウドだけに集中させず、オンプレミスやエッジへ分散する必要性を指摘。ロボットや設備を自律制御する「フィジカルAI」の普及に向け、低遅延、データ保護、コスト管理の3つの要件を同時に満たすインフラ像を示した。

8月6日、楽天グループのイベント「Rakuten AI Optimism」で、「AI時代のインフラ再定義―『コストの構造的肥大化』を克服し、Physical AIへ挑む」と題したセッションが行われた。

左から、楽天シンフォニー株式会社 執行役員 日本支社長 眞﨑浩一氏、シスコシステムズ合同会社 執行役員 最高技術責任者 堀田賢人氏

左から、楽天シンフォニー 執行役員 日本支社長 眞﨑浩一氏、シスコシステムズ 執行役員 最高技術責任者 堀田賢人氏

登壇したのは、シスコシステムズ 執行役員 最高技術責任者の堀田賢人氏と、楽天シンフォニー 執行役員 日本支社長の眞﨑浩一氏である。

フィジカルAIとは、AIがセンサーなどから現実空間の情報を取得し、ロボットや生産設備、医療機器などを自律的に動かす仕組みを指す。配膳ロボットや工場の検品設備、店舗の防犯システムなどが想定される。

堀田氏は、AIの進化について「3年かかると思っていたことが、イノベーションによって半年になる」と説明。2026~2027年には複数のAIエージェントが協調して業務を行い、その先にフィジカルAIが本格化するとの見方を示した。

2030年に向けたCiscoが見据えるAI世界観

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