ソフトバンクは2026年3月25日にメディア向け説明会を開催し、ミリ波に関する取り組みを紹介した。
ミリ波は直進性が高く、電波の届く範囲が限られるという課題があるが、テクノロジーユニット統括 無線ネットワーク開発部 担当部長の安藤高任氏は、「ソフトバンクが保有する周波数帯の約半分を占める400MHzの広帯域を使える」点がミリ波の強みだと述べ、「ミリ波を活用しない手はない」と強調した。

ミリ波は400MHzの広帯域が使える
ソフトバンクでは、ミリ波とWi-Fiを組み合わせたカバレッジの拡大に取り組んでいる。具体的には、ミリ波基地局とCPE(顧客構内設備)を無線で接続し、L2スイッチを介してWi-Fiアクセスポイント(AP)が電波を吹く構成としている。これにより、ミリ波非対応のスマホでも高速・大容量なミリ波の恩恵を受けられる。

ミリ波対応CPE(上部)、Wi-Fiアクセスポイント(下部)
ミリ波×Wi-Fiで上りスループットは約100Mbps
同説明会では、①ミリ波対応スマホ、②ミリ波非対応スマホ(Sub6等を活用)、③ミリ波×Wi-Fiによるスマホという3パターンにおいて、上り・下りスループットを比較するデモが行われた。
結果、①は下りが約2.4Gbps、上りが約300Mbpsと高スループットを記録。②は下りが約260Mbps、上りは約20Mbpsに留まり、①との大きな差が見られた。③は下りが約780Mbps、上りが約100Mbpsと①には及ばないものの、②のスループットを大きく上回った。

(左から)ミリ波対応スマホ、ミリ波非対応スマホ、ミリ波×Wi-Fiによるスマホのスループット
なお③について、APの制約により下りスループットが現状最大1Gbpsに制限されているため、今回のデモでは約780Mbpsに留まった。今後はこの制約を解消するため、より高性能なAPの開発を進めていくという。













