NTTドコモビジネスら、IOWN APNを活用した新たなオフィスモデルの検証を実施

NTTドコモビジネス、NTTドコモソリューションズ、NTTアーバンソリューションズ、NTTファシリティーズの4社は2026年3月4日、IOWN APN(オールフォトニクス・ネットワーク)を活用し、高度なICT機器をオフィス外に集約する新たなオフィスモデルの検証を実施したと発表した。

今回の検証は、これまでネットワーク帯域や遅延、応答性などの制約条件により、オフィス内に設置せざるを得なかったGPUマシンなどの高度なICT機器をオフィス外へ集約する取り組み。これにより、オフィス内の消費電力や設置スペースなどの設備要件を緩和し、省電力化およびオフィススペースの有効活用を図る。

具体的には、NTTドコモソリューションズの都内データセンター、NTTアーバンソリューションズの共創スペース「未来のオフィス 4×SCENE」、NTTファシリティーズの田町グランパークにある共創空間「FL@T」をIOWN APNで接続。データセンター側には高度なICT機器としてGPUマシンを設置し、建設・設計業務で利用するBIM(Building Information Modeling)環境などを構築した。

システム構成イメージ

システム構成イメージ

また、オフィス側には、①Model-B(1ミリ秒以下の処理時間で信号を変換する伝送装置)を用いて高精細映像を非圧縮で伝送するAPN 100Gbps回線、②画面転送を用いて高精細映像を圧縮して伝送するAPN 10Gbps回線、③比較用に用意した一般的なインターネット回線を構築。検証協力企業10社に、動画視聴やデータ転送、BIMソフトやPCゲーム操作を体感してもらい、オフィスにおけるAPNの有用性を検証した。

デモ実施イメージ

APNによる遠隔作業の操作性について「画質」「映像の滑らかさ」「データ転送速度」等の観点からアンケートを実施した結果、APN 100Gbpsおよび10Gbpsのいずれにおいても好評価の回答が90%以上だった。さらに、サーバー室の大幅削減で創出された空間を価値あるワークプレイスへ再設計することによるオフィス環境向上や、高度なICT環境を利用可能なオフィスによる将来的な人材獲得への寄与について、80%以上が支持する結果となったという。

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