“オブザーバビリティはビジネス成果を促進” Splunkが年次レポート発表

オブザーバビリティは監視の効率化を超え、ビジネス効果に貢献している――Splunkが世界9カ国を対象に行った調査を基にしたレポートは、オブザーバビリティが企業活動における“戦略的要素”に変化しつつあると分析した。データ相互利用の基盤として普及が進むOpenTelemetryもこの流れを後押ししている。

シスコ傘下でオブザーバリティ製品を提供するSplunkは2025年10月23日、年次レポート「オブザーバビリティの現状2025」の記者説明会を開催した。

レポートは日本を含む世界9カ国のIT運用者・エンジニア1855名を対象に実施した調査に基づく。回答者が所属する組織は製造、テクノロジー、通信、金融、公共など計16業界にわたる。

Splunk Service Japan Splunk Observability Advisor 末永真理氏

Splunk Service Japan Splunk Observability Advisor 末永真理氏

Splunk Service JapanでSplunk Observability Advisorを務める末永真理氏は、「オブザーバビリティのミッションが変化している」と語った。この調査では、オブザーバビリティがIT運用の維持を超え、ビジネスを促進する戦略的要素に進化していると分析。レポートでは同業他社と比較して良好なビジネス成果を挙げている企業をオブザーバビリティ実践におけるリーダー企業と定義しており、こうした企業では重要なビジネスプロセスの監視をより重視する傾向が見られた。

また、オブザーバビリティがビジネス成果に貢献していることは、回答者の実感からも裏付けられている。オブザーバビリティが従業員の生産性にプラスの影響を与えたと回答した割合は74%、収益に効果があったと回答した割合は65%に上る。製品ロードマップ形成への貢献を挙げた回答も64%に達した。

オブザーバビリティの効果は多岐に渡って実感されている

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