MM総研は2012年5月9日、2011年度通期の国内携帯電話端末の出荷状況に関する調査結果を発表した。
これによると、国内の総出荷台数は前年度比13.5%増の4274万台。なかでもスマートフォンは前年度比2.8倍の2417万台と大きく伸びた。総出荷台数に占める割合も56.6%数と過半になった。
メーカー別シェアにも変化が見られた。東芝との統合効果により、富士通が2000年度以降のMM総研統計では初の首位を獲得した。富士通の出荷台数は766万台、シェアは17.9%だった。また、2位にも昨年度6位のアップルが浮上。長らく1位を維持してきたシャープは3位だった。
なお、スマートフォンの出荷台数については、1位アップル、2位シャープ、3位富士通、4位ソニーモバイル、5位サムスン、6位NECカシオの順となっている。
2012年度は約7割がスマートフォンに
MM総研の予測では、2012年度の総出荷台数は前年度比5.0%減の4060万台になる見通し。このうちスマートフォンは2790万台で、全体の68.7%を占めるという。