NTTデータグループ、工場や店舗等へのエッジAI導入を容易にするサービスを開始

NTTデータグループとNTTデータ先端技術は2024年11月1日、エッジAIの容易な導入を実現する「Edge AI Platform」サービスの提供を同月から開始すると発表した。

「Edge AI Platform」概略図

「Edge AI Platform」概略図

Edge AI Platformは、デバイスとAIのデータ処理を担うエッジコンピューティングに、これらを統合管理・運用するプラットフォーム機能で構成される。NTTデータグループが2021年より海外顧客向けに展開してきたIoT/5Gの導入を支援するサービス「Edge as a Service」の一環として開発された。

サービス導入にあたり現地でのネットワーク敷設作業や各種設定作業は不要。国内だけでなく、海外の複数拠点でも同様に利用できる。また、サブスクリプションベースでデバイスの接続や導入支援、リモート管理、統合運用まで一式を提供する。

エッジコンピューティングでは、デバイス上にAIモデルが展開することで、リアルタイムにAI推論結果を現場に返すことができる。また、4G/5G回線に対応したデバイスのリモートでの状態監視が可能。

プラットフォーム機能では、複数台のエッジデバイスのリモート管理ができるほか、ゼロタッチプロビジョニング機能によりリモートでエッジデバイスの構築を実現。現場に高度なIT人材がいなくてもエッジAIの導入を支援できるとしている。また、エッジデバイスに対しAIアプリケーション配信・更新機能を備え、常に最新のアプリケーションが利用できるほか、センサー、カメラなどを使ったアプリケーションを簡単にアドオンできるという。

利用シーンとして、建設・工事現場など危険な現場の安全管理、スマート工場やリアルタイムでの棚卸し管理を想定。両社が連携し、国内顧客に向け同サービスを展開する。

「Edge AI Platform」の想定される利用シーン(危険現場の安全管理)

「Edge AI Platform」の想定される利用シーン(危険現場の安全管理)

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