第一興商が「docomo MEC」を通信カラオケDAMのコンテンツ配信基盤として導入

第一興商とNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は2024年3月25日、通信カラオケDAMのコンテンツ配信基盤に「docomo MEC compute E」を導入し、本年11月より運用を開始すると発表した。業務用カラオケとしては初めてだという。

カラオケサービス市場においては、音楽業界のヒット曲の多種多様さにより、より多彩な楽曲・映像が利用者から求められており、配信楽曲および映像数は毎年増加している。このようななか、カラオケ産業では「好きなアーティストの楽曲をもっと楽しみたい」「映像を含めた歌唱体験を向上させるサービスを利用したい」といった多様な顧客ニーズへの対応が求められている。

第一興商は、通信カラオケDAMが利用する配信基盤として、「docomo MEC」を採用した。これにより、セキュアかつ柔軟に大容量データの取り扱いが可能となり、楽曲・映像を閉域内の安全な環境で効率的に配信することができる。また、エッジサーバーとして活用することにより各種コンテンツの高速なダウンロードが可能となり、カラオケ利用者の体験の向上が期待できるという。
今後両社は、docomo MECや5Gを活用し、通信カラオケDAMの設置時の可搬性の向上や楽曲・映像配信の高速化により、新たな価値の創出を検討していく。具体的には、過疎地域におけるカラオケサービスの提供を通じた地域コミュニティの創出、地域の健康課題解決に資するサービスの提供など、地方創生にも貢献していきたいという。

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