OKI、デジタルサイネージ広告効果測定支援システム「RESCAT」を発売

OKIは2010年11月25日、デジタルサイネージ事業者およびマーケティング調査会社向けに、広告や販促物の視認者数および視認者の年齢・性別を推定出力する広告効果測定支援システム「RESCAT(レスキャット)」を発表した。12月8日から販売開始する(オープン価格)。

RESCATは、映像センサ(小型USBカメラ)とセンサーユニット「RESCAT box」から構成されるもので、専用の映像解析プログラム「RESCAT AP」により、顔の検出・属性(年齢・性別)の推定、滞留(立ち止まり)時間の計測などの機能を備える。RESCAT boxは幅280×奥行き210×高さ40mmと小型で、ファンレス静音設計であるため設置が容易だ。ネットワーク接続により外部からの操作や集計サーバーへのデータ取得が可能になっている。

図表:「RESCAT」の構成例(出典:OKI)

OKIは従来、ソフトウェア開発者向けに顔認識エンジン「FSE」をベースとした広告効果測定ミドルウェア「Signage Eye(サイネージ・アイ)」の販売、およびこれを利用したデジタルサイネージ視認者分析ASPサービス「リアルなう」の提供を行ってきた。今回は特に年齢推定の精度向上を図り、1歳単位での年齢推定が可能という。また、新たに人物検出機能を搭載したことで、サイネージ設置場所の通行人数も可能になった。これらの計測データから、広告に興味を示した人の通行人数に対する割合を算出し、広告効果を確認できる。なお、映像はセンサーユニットから外部に出力しない仕様としており、通行人等のプライバシーにも配慮している。

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