NECは2010年11月1日、オフィスやコンタクトセンターに求められるコミュニケーション機能を統合して提供するソフトウェア「UNIVERGE Business ConneCT」の国内での販売を開始すると発表した。
UNIVERGE Business ConneCTは、SIPサーバーやIP電話機と組み合わせることで、プレゼンス機能やインスタントメッセージ(IM)をはじめとする各種のコミュニケーション機能を提供するもの。プレゼンス機能やIM、ボイスメールといった一般的なオフィスで求められる機能のほか、着信呼均等分配(ACD)、音声自動応答(IVR)、電話稼働状況監視/統計管理(MIS)などのコンタクトセンターに必要な機能も有する。また、両機能を連携させて利用することもできる。
導入に当たっては、必要な機能のみを利用することができるため、スモールスタートで運用開始し、段階的に機能拡張していくことが可能。各機能共通で利用するユーザー情報データベースなどが一元管理されており、各機能を個別に導入する場合と比較して、導入および運用に関わるコストも効率化できるという。
また、他のアプリケーションとの連携機能も用意されており、例えば、Microsoft Outlookと連携してOutlookのメール画面から電話発信をしたり、UNIVERGE Business ConneCTで管理するユーザー情報とOutlookの電話帳を同期するといったことが可能になっている。他のアプリケーションと組み合わせてより高度な電話制御やコールフロー設計などを行うことも可能だ。
UNIVERGE Business ConneCTの価格は15万円(参考価格)から。11月30日から出荷を開始する。