iSERVE(アイサーブ)は2010年10月28日、AsteriskベースのIP-PBX「Arnex F(アーネックス エフ)シリーズ」の販売を開始した。楽天グループの通信事業者、フュージョン・コミュニケーションズの法人向けIP電話サービス「FUSION IP-Phone」に対応している。
Arnex Fの最大の特徴は、オープンソースのIP-PBXソフトであるAsteriskを用いることで、3万4800円~(税込)という低価格を実現していることだ。「無線LANルータを購入するのとほぼ同価格」を意識したという。
Arnex Fシリーズの最小モデルである「mini 100F」の最大内線登録数は60、同時通話数は15で、簡易IVRなどの機能も備える。また、上位モデルの「Arnex500F」は内線登録250台、同時60通話で、価格は26万8000円。Arnex Fシリーズ専用の固定電話機「UC-900B」(価格1万2800円)も同時発売する。
Arnex mini 100F。重さは185gでわずか卵3個分だという | UC-900B。対応プロトコルはSIPとH.323 |
なお、iSERVEでは発売開始キャンペーンとして、Arnex mini 100Fを限定50台にかぎり2万9800円、UC-900Bを限定100台にかぎり9800円で提供するという。