ノキアは2023年2月26日、スペインで開催中の「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)バルセロナ2023」において、新戦略ならびにブランド刷新を発表した。
新ブランドのロゴは、コラボレーション(協働)のシンボルとしてデザインしたという
代表取締役社長兼CEOのペッカ・ルンドマルク氏は「本日、ノキアは、ネットワークの可能性を飛躍的に広げ、ネットワークとクラウドが融合する未来を切り開いていくことに焦点を当てた、最新の企業戦略と技術戦略お伝えします。 同時に、ノキアは、B2Bテクノロジーのイノベーションのリーダーとして、ブランドを刷新しました。今までノキアとは違う姿をご覧ください」とコメントを発表。新戦略は次の6つの柱からなるという。
・継続的な技術の優位性によって、サービスプロバイダーとともに市場シェアを拡大する。
・顧客構成でエンタープライズ(企業)の割合を拡大する。
・ポートフォリオの積極的な管理を継続し、本格的に参入するすべての分野で主導的な位置を得る道筋を確保する。
・モバイル・デバイス以外の分野においてもビジネスチャンスをつかみ、ノキアのIP 分野を収益化し、ノキア・テクノロジーズに対し引き続き研究開発への投資を行う。
・アズ・ア・サービスなどの新しいビジネスモデルを実装する。
・ESG によって競争上の優位性を発揮し、業界で「信頼性があり選ばれるプロバイダー」になる。
これらを実現するため、具体的には「将来に適した人材の開発」「特に6Gなどの主要分野に関する長期的な研究への投資」「自社の業務をデジタル化し、機敏性と生産性をさらに向上」「ブランドの刷新」の4つを実施するとしている。