NTTアイティは2010年9月7日、社外のPCから社内PCやサーバーに接続して遠隔操作するリモートアクセスサービス「マジックコネクト」の新版として、iPadやスマートフォン、Macなどを使用できる「マジックコネクトMOS」を開発したと発表した。9月21日より、法人向け製品として販売を開始する。
マジックコネクトは、個人専用USBキーを手元のWindows PCに挿すだけで、簡単に社内のWindows PCやサーバーにアクセスして業務ができるリモートアクセスソリューション。これまでは、手元で操作する端末としてWindows PCを利用していたが、iPadやスマートフォン、Macなどでも利用したいとの要望が寄せられたことから、各種OSをサポートする「マジックコネクトMOS」を開発したという。
利用イメージは、下図の通り。認証サーバー（MOSサーバー）へのログオン時に使用する使い捨てパスワードを生成するデバイス「OTPトークン」を使い、手元の端末からMOSサーバーにアクセスする。ワンタイムパスワード（OTP）認証を行うと、自動的にマジックコネクト（MC）サーバーに接続し、社内の自席PCやサーバーのログイン画面が表示される。Windowsにログインすると、社内で行うのと同様のPC業務を社外からでも行うことができる。
| 図表：「マジックコネクトMOS」の利用イメージ（出典：NTTアイティ） |
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OTPトークンを1つ持っていれば、利用シーンに応じて、iPadやスマートフォン、Windows PC、Macなどを自由に選択して使い分けることができるのが特長。また、ネットワーク変更の必要がないため、導入が簡単で、ネットワークのセキュリティレベルを低下させずに使用できる。また、社内PC、サーバーのWindowsファイアウォールで、LANからのリモートデスクトップの直接接続を禁止し、マジックコネクト経由でのみ接続を許可できるので、社内からのなりすましログオンを防止することができる。
価格は、iPad用標準設定で、5台で25万円から（初年度の使用権付き、iPadの価格と税は除く）。提供条件は5アカウント以上となっている。
