NECと日本IBM、ローカル5Gによるインフラ保全自動化のデモ環境を構築

NECと日本IBMは2022年6月22日、NEC玉川事業場内のローカル5G共創施設「NEC CONNECT 5G Lab」に、インフラ保全ソリューションのデモ環境を構築したと発表した。

エネルギー施設や道路等の社会インフラは、災害リスクの増大や老朽化といった課題が顕在化する一方、インフラ保全業務に当たる労働力の不足や熟練作業者の高齢化、危険産業の安全確保等が課題となっている。

これに対応するため、NECと日本IBMは20221月より、インフラ保全ソリューションの開発に向けた協業を開始。保全業務を効率化・自動化するソリューションのデモを構築した。本デモは、保全業務の流れに沿って、次の3つのシナリオで構成されている。

インフラ保全ソリューションのデモの概要
インフラ保全ソリューションのデモの概要

シナリオ①:複数のIoTセンサを用いたリアルタイムデータ取得と、AIによる異常検知

シナリオ②:最適な保全業務の選択および割り当て

シナリオ③:安定した通信環境を提供するローカル5Gを用いたロボットの遠隔または自律操縦と映像伝送(遠隔操縦におけるWi-Fiとの操縦感の比較)

 

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