KDDIは2026年9月4日、光回線とau 5G SA回線を組み合わせた固定インターネット接続サービス「auひかりプラス」を発表した。9月17日より受付を開始する。

「10ギガサービスが登場して速度は成長しているが、どうしても速度は同質化する。そのため比較要素は料金や加入時の特典に集中しがちだ」
KDDI パーソナル事業統括本部 事業戦略本部 事業推進部長 相原円氏は、固定インターネット接続サービスの現状をこう説明したうえで、「改めてKDDIならではの価値を提供したい」とauひかりプラス開発の狙いを述べた。
光回線と5G回線を融合させることで、新しい付加価値の提供を目指す。

5G回線の組み合わせにより実現した特徴の1つめは、光回線の開通工事を待たずに利用を開始できることだ。auひかりプラスでは、光回線と5G回線の両方に対応するハイブリッドホームルーターを提供。光回線が開通するまでは、5G回線でインターネットに接続できる。
KDDIの調査によれば、インターネット回線を選ぶ際、19.2%が開通までの期間を重視しているが、FTTHは一般に開通工事を伴うため、申込から利用開始まで時間がかかる。これがFWA(固定ワイヤレスアクセスサービス)を選ぶユーザーの大きな理由の1つだが、auひかりプラスはFWAの長所を組み合わせた。

光回線の障害時にも5G回線が活躍する。障害や災害などで光回線で通信できなくなった際は、ルーターの設定変更やLANケーブルの抜去、ルーターの再起動のいずれかによって、5G回線へ切り替えられる。
2026年度内には、ファームウェアの更新により、障害を検知して自動的に5G回線へ切り替える機能を実装する予定だ。