楽天モバイルは2024年2月26日、総務省より2023年10月23日に認定を受けた、「プラチナバンド」とも呼ばれる700MHz帯において、ノキアソリューションズ&ネットワークス(以下、ノキア)が開発した無線機を採用し、基地局を展開すると発表した。
同機は、小型かつ軽量であることに加え、低消費電力を実現する。また、楽天モバイル傘下の楽天シンフォニーが開発する次世代分散ユニットの仮想化技術により、仮想化・Open RANに対応している。これにより、新たに置換する1.7GHz帯および700MHz帯対応のアンテナへ、既存の1.7GHz帯用無線機と併設するかたちで同機を取り付け、ソフトウェアを更新することで基地局の運用を開始することができる。楽天モバイルは独自の仮想化ネットワーク技術および既存の基地局サイトを活かすことで、追加工事から運用までのリードタイムを短縮し、コスト効率よく基地局を展開するとしている。
また、楽天シンフォニーは今後、ノキアと協業して同機をグローバルに展開することを目指すという。