ソラコムは2025年4月1日、既設のセンサーやスイッチに取り付けて設備をIoT化するオプテックス製の無線ユニット「ドライコンタクトコンバーター OWU-111S」の販売を開始した。同社の通販サイト「SORACOM IoTストア」で取り扱う。
同コンバーターは、低消費電力が特徴の無線通信方式であるSigfoxを採用し、電池駆動で最大約10年の長期間利用(1日2回送信の場合)ができるIoTゲートウェイ。接点・パルス信号に対応する2ch入力を備え、既設のセンサーやスイッチに接続することで、電源工事やネットワーク配線を行うことなく、設備のIoT化を実現する。加えて、本製品は防水等級IPX5に対応しており、屋外環境でも利用可能という。
主な用途に、各種機械・ボイラー・発電設備の稼働監視や異常検知、タンク内の液体残量監視、道路やインフラ施設における冠水危険箇所の遠隔監視などが挙げられている。また、SORACOMプラットフォームと連携することで、クラウド連携先の設定を一括管理できるサービスや、追加開発不要でデータ収集・蓄積が行えるサービス等を利用でき、短期間で遠隔監視システムを開発し、データ活用を始められるとしている。
SORACOM IoTストアでの販売価格は5万5000円(税込、送料別)。