「テラビット級攻撃が急増」 Cloudflareが2026年上期のDDoS脅威レポート

Cloudflareが2026年8月12日、DDoS攻撃レポート第25版(2026年上半期)を公開した。DNSフラッドと地政学的緊張により、テラビット級攻撃が急増したという。

2026年上半期に、Cloudflareは2320万件のネットワーク層DDoS攻撃を軽減。1時間あたりでは約5343件、1日あたりでは約12万8000件に相当する。

このうち、1Tbpsを超えるネットワーク層DDoS攻撃(超帯域幅消費型攻撃) は935件を軽減。第2四半期は805件を観測し、前四半期比で6倍以上と急増した。

超帯域幅消費型攻撃が6倍以上の急増

超帯域幅消費型攻撃が6倍以上の急増

攻撃手法については、ボットネットを利用したフラッド攻撃からリフレクション増幅攻撃へ移行。DNSベースの攻撃がネットワーク層攻撃全体の34.3%を占め、中でも、ボットネットの大量のリクエストをそのまま被害者の権威DNSサーバーに直接送りつけ、クエリ処理能力を使い果たすことを狙う「DNSフラッド」は、第1四半期の25.7%から第2四半期には40.0%へ拡大した。

また、Active Directoryの露出したLDAP-over-UDPエンドポイントを悪用するリフレクション・増幅攻撃である「CLDAPフラッド」が対前四半期比580%増となり、第3位の攻撃手法となった。

業界別では、メディア・制作・出版が2四半期連続で最も攻撃された業界となり、HTTP DDoS攻撃全体の14.2%を占める。背景には、イランやウクライナ情勢、ワールドカップ関連の報道が注目を集めていたことがあると分析している。

メディアが集中攻撃の的に:最も攻撃された業界

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