マクニカとMMスマートソリューション・コンソーシアム実行委員会は2024年1月19日、横浜・みなとみらい地区でエンターテインメントコンテンツが楽しめる自動運転バスを公道で走行する実証実験を、2月3日・4日に行うと発表した。
この実証実験は、AIやロボットなどの未来技術を体験できるイベント「YOXO FESTIVAL 2024 ~横浜でみらい体験~」の一環として実施される。
マクニカが開発した自動運転EVバス「ARMA」の車内で、エンターテインメントコンテンツ「M↔️M Sound Entertainment Tour(エムエム・サウンド・エンタテインメントツアー)」(提供・DATTARUJIN)を楽しめるという。このコンテンツはソニーが提供する没入型オーディオ技術「360 Reality Audio」による楽曲配信で、オリジナル楽曲に加え、YOASOBIのヒット曲も試聴できるとしている。これは、みなとみらい地区内における文化・音楽施設間のラストワンマイルの移動課題軽減や、観光来街者の回遊性向上および滞在時間伸長に資することを目的とする試みという。
バスは、マクニカ製の遠隔運行管理システム「everfleet(エバーフリート)」を利用し、みなとみらい地区の公道約1.4kmのルートを遠隔オペレーションにより周回走行する。バスに搭載のカメラが撮影した映像の伝送が遠隔運行において重要な役割を果たすが、これにNTTコミュニケーションズの「ネットワークカスタマイゼーション」による5G通信網を活用する。実証実験では映像品質の検証を行う。
この自動運転バスには、事前申し込みにより無料で乗車することができる。定員は150名で、申込者多数の場合は抽選となる(申し込みサイト)。