NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2024年6月27日、同社の24時間システム監視運用サービスと組み合わせたゼロトラストソリューションを7月1日より提供すると発表した。
同ソリューションでは、SASE技術を活用したハイブリッドワークおよびクラウド利用環境(ゼロトラスト環境)と、そのゼロトラスト環境を運用するためのオペレーションサービスを提供する。これにより、人手不足に悩む中小企業においても安全なハイブリッドワーク環境の構築を可能とし、さまざまなクラウドアプリケーションを活用したDXを推進するとしている。
ゼロトラストセキュリティ製品で提供する機能には、ZTNA(Zero Trust Network Access)、SWG(Secure Web Gateway)、CASB(Cloud Access Security Broker)に加え、セキュリティ関連ログの監視・分析と攻撃を受けた場合の影響範囲の特定と対策の推奨案を提示する「ICT-24 Technical Safety Guard」(24時間システム運用監視サービス)がある。
24時間システム運用監視サービスは同社がかねてより提供しており、分析ノウハウが蓄積されている。このサービスが通信監視を代行するため、ユーザーの運用負担が軽減されるという。
同ソリューションを導入することで、既存のインフラにゼロトラスト環境を段階的に統合できるため、業務への影響を最小限に抑えつつ一貫したセキュリティポリシーを全社的に適用することができるとしている。