NTT Comとトランスコスモスが事業提携 tsuzumiを活用した次世代コンタクトセンター開発へ

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とトランスコスモスは2024年7月17日、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)ソリューション領域における戦略的事業提携を締結すると発表した。

近年、少子高齢化により労働力の確保が難しくなるなか、生成AIなどの先端テクノロジーへのセキュリティ対策やESG経営をはじめとする社会要請への対応など、企業が取り組むべき課題は山積している。

「個社での取り組みでは効率が悪い。NTT Comが持つ最新のインフラ・テクノロジーとトランスコスモスの高度なノウハウ・DX活用人材をかけあわせ、ワンストップ提供により企業のDX加速を支援していく」。トランスコスモス 代表取締役共同社長の牟田正明氏は事業提携の背景をこう語った。

(左から)NTT Com 代表取締役社長 小島克重氏、トランスコスモス 代表取締役共同社長 牟田正明氏

(左から)NTT Com 代表取締役社長 小島克重氏、トランスコスモス 代表取締役共同社長 牟田正明氏

具体的には、GX・自治体DXソリューションを本日より提供開始する。

脱炭素化の重要性が叫ばれるなか、GXの推進は各企業にとっての喫緊の課題だ。しかし、GX戦略の策定にあたってのノウハウやGXを担う人材が不足している。こうした状況下では、「企業がGHG削減に向けたアクションを起こすこともなかなか難しい」とNTT Com 代表取締役社長の小島克重氏は指摘した。

そこで両社は、データの収集からアクションまでを一気通貫で支援するGXソリューションを提供する。具体的には、GHG排出量の算定に必要なデータを収集・加工し、排出量可視化サービス「CO2MOS」を用いてデータを可視化・分析するソリューションだ。GHG削減に向けたアクションに関するコンサルティングサービスも用意する。

GXソリューションの概要

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