NTTドコモは2021年3月29日、5Gを活用した企業向けイベントの創出でフロンティアインターナショナルとの協業を開始すると発表した。
コロナ禍で企業が実施するイベントのオフライン開催には制約が多くなっており、オンラインでの開催ニーズが高まっている。しかし、オンラインに対応するためには機材調達のほか通信環境を整える必要があり、配線設備や機器調達にかかる時間と追加コストが負担になるという課題がある。
今回の協業でドコモは、フロンティアインターナショナルの未来型スタジオ「F studio SHIBUYA」を今年春頃に5Gエリア化し、「高速・大容量」という特徴を発揮できる通信環境を整え、企業の多種多様なイベントニーズに対応する。さらに、レベニューシェアモデルの採用により5G通信環境構築費などの初期費用を大幅に抑えることで、イベント主催者の負担を軽減し、より手軽に5Gを活用したイベント開催ができる機会の創出につなげる。
VTuber/CGキャラクター演出イベント例 |
ドコモは今後、フロンティアインターナショナルとともに「F Studio SHIBUYA」を企業イベントの新たな可能性を引き出すユースケース創出の場として位置づけ、「XR」「映像伝送」「ロボティクス」など各種ソリューションを組み合わせたオフライン+オンラインのハイブリッド型など、新しい企業向けイベントの開発に取り組むとともに、5G時代の先進技術を体験できるタッチポイントスタジオとしての運用を目指すという。