NTT東日本グループのNTT-MEは2026年9月10日、ドローンやAI、点検アプリケーションを活用し、点検準備から報告書作成までの業務を一元管理する「橋梁点検システム」を長野県伊那市と共同開発したと発表した。

国土交通省の道路データ連携基盤「xROAD」と連携させた点検計画の策定から、ドローンによる航行撮影支援、システムによる野帳(点検記録)対応、AIによる損傷抽出、帰庁・帰社後の点検調書の作成までを1つのシステムで完結することで、各業務間で発生するデータ連携や資料作成に伴う負担軽減を狙う。
また、NTT MEが培った設備保守のノウハウをAIの学習モデルに反映。コンクリートのひび割れや鋼材の腐食の自動検知に加え、腐食減肉の推定を行い、技術者の確認作業の効率化に寄与する。加えて、伊那市などの自治体職員・現場技術者との共同検証に基づき、専門知識を有しない利用者でも扱いやすいUI/UXを設計した。
NTT-MEでは、全国に500名のパイロットを有しており、災害時の被災状況把握や橋梁管路・鉄塔のインフラ点検のノウハウ・スキルを活かし、中大規模橋梁や難所にある橋梁でのドローン運航にも対応可能だという。両者は、2026年度より同システムの有効性の検証および活用機会の拡大に取り組んでいくとしている。
